Pojagi ＊ Sesttam　『韓国伝統手芸ポジャギ』作品展

ポジャギというのは韓国語で「風呂敷」のことです。広く物を包んだり覆ったりする四角い布のことを指します。
日本でも興味を持たれる方が多くなってきているこの「ポジャギ」。実は日本で「ポジャギ」と言われているほとんどは「チョガッポ」のことを指しています。小さな布を一切れずつ（チョガッ）、パッチワークのように繋いで大きくした布（ポ）、が「チョガッポ」です。「チョガッポ」は元来、韓服を作るときにでる裁ち端や、古くなった衣服のきれいな部分を再利用して作られていました。
小さな布を繋いでいく行為は長寿を願うという意味にもつながり、 一針一針に心を込めて作った「ポジャギ」で物を包むことは、福を包み呼び込むと信じられてきました。その豊かな色彩の表情や繊細な手縫いの芸術性は、近年高く評価されています。

ポジャギ・セッタム は劉由美子が主催する工房・教室です。
福岡市南区大楠のアトリエを拠点に韓国伝統手芸ポジャギの制作活動を行っています。
今回の作品展は、劉が講師を務める各ポジャギ教室受講生の作品を中心に展示します。